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A Ui That Tells Only To The Eyes
Non-verbal leads
207-B 踏切あり
昭和25年制定の道路標識で、前方に踏切があることを示す「警戒標識」。ひし形で黄色を基調とした標識で、古いものでは機関車、新しい物では電動客車のアイコンが表記されている。
シグニファイア
車の運転など多方面に注意を配る必要があるときに、文字によって注意を促されると「まず文字を読む」「次に頭の中で必要に応じてそれを噛み砕き理解する」というステップを踏むことになるため、行動に移る前に通過してしまうか、あるいは更なる危険が生じる可能性がある。更に、グローバル化も進んだことによる言葉の壁の問題もある。そこで、特定の種類の地点に危険な対象である電車のアイコン、警告色などを看板として踏切の近くに配置しておけば、一目見ただけで「電車に注意しよう」という気になる。文字を使わずとも正確かつ迅速な情報の提供を実現し、かつ「電車に対する警戒を促す」という目的を達成しているこの標識は、優れたシグニファイアを持つといえる。