Design Of Computer Monitor Stands

Non-verbal communication

Featured image

PHILIPS USB-C 搭載液晶モニター 243B9/11

PHILIPSの23インチモニターのスタンドです。 他のモニタースタンドには見られない、窪みのついたデザインをしています。 この窪みのついたデザインについて販売資料では特筆されていません。

アフォーダンス,シグニファイア[発見可能性]

窪みが人にとって 窪みを”埋める” というアフォーダンスを持つ と同時にその場所を示すシグニファイアになっています。

シグニファイアは、窪みを埋める対象がモノである場合に、 転じてモノを置くというシグニファイアになっています。

制約[発見可能性]

窪みの大きさと、スタンドの上にモニターがあることが 置けるモノの大きさの物理的制約になっています。

システムイメージ[理解]

システムイメージとして、モニターのスタンドが台状(三脚など脚状ではない)であり 窪んでいるという、構築された物理的な構造から「モノが置ける」ことが知覚されます。

この窪みについて、先に述べたアフォーダンスとシグニファイアという発見可能性を持つことが 販売資料には特筆無しされていないにも関わらず、 システムイメージでのデザイナーとユーザの言語を超えたコミュニケーションとなっている ため優れたUIといえます。