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Dolly Cart
Signifiers to make it easier for users to use

小型台車
小型台車は、人が運ぶには大きかったり、重かったりするような荷物を運ぶための道具である。 普通の台車よりも小さく軽いため、台車についている穴を持ち手として、台車自体をいろんな場所に手で持ち運べる使い勝手の良さが特徴である。また、同じ台車同士を連結させることができるので、場所の広さや荷物の大きさに応じて、台車の大きさを変えることもできる。
シグニファイア
この台車には,台車同士で連結出来る連結部分を持っている。この連結部分を、1つの台車では不揃いに見えるデコボコにデザインすることで、2つ以上の台車を見た時に、このデコボコがユーザーに対して、台車同士が連結しそうだと思わせるというシグニファイアとなっている。
シグニファイア
この台車には、持ち手が台車の長辺にのみ付いている。物理的に、物体の重量が一定の時は長辺側を持つ方が、重量バランスが安定し、軽く感じる。この情報は、台車を短辺側よりも長辺側で持った方がユーザーにメリットを与える根拠となる。したがって、持ち手が長辺にのみ付いていることは、「ユーザーに長辺側を持たせる」ように誘導しているシグニファイアとして機能している。このデザインは、適切な機能へ導くというよりは、普段台車を使うようなユーザーが少しでも楽になるようにという、「ユーザーを思いやるデザイン」である点が特筆すべき点である。