Electronic dictionary

This product is a digital dictionary that contains a huge number of words as data. This product is lightweight and easy to carry.

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EX-word DATAPLUS10(CASIO)

電子辞書は、紙媒体の辞書とは違い、文字情報をデジタル化し、そのデータを端末に搭載した電子媒体の辞書のことである。コトバンクでは『辞典・事典の内容をデジタル化し,コンピュータや専用小型端末を使ってことばや事柄を検索することができるようにしたソフトウェアあるいは装置。印刷された書籍に比べて,軽量で場所をとらず,高速検索が可能という利点がある』と記載されている。 ユーザは何か単語や言葉の意味を調べたい時に、この電子辞書を使用してすぐに検索することができる。また、イヤホンやUSBを挿して使用することができる。 この製品は、国語・漢和・英和・和英・理化学・理化学英和の単語を搭載しており、紙媒体の1冊の辞書より多くの単語を検索・表示することができる。また、音声を再生する機能があるので、単語の読み方や発声についても知ることができる(例えば、英単語の発音が分からない時に電子辞書でその音声を再生する)。 (引用先:『コトバンク』 https://kotobank.jp/word/%E9%9B%BB%E5%AD%90%E8%BE%9E%E6%9B%B8-6501)

アフォード

この製品は、上面が液晶画面で下面がキーボードと、別々の機能を備えており、このことから「(上面と下面を)開閉する」ことをアフォードする(開くと自動的に電源ON、閉じると自動的に電源OFFになる機能があることも関係している)。また、下面がキーボードになっていることから「キーボードを押す」ことをアフォードする。つまり、この製品を一目見た時にユーザは、上面と下面を開閉し、下面のキーボードを押して使用することを瞬時に理解できる。

シグニファイア

この製品は「軽量で手に持ちやすいサイズ」「何か文字を入力する」といった知覚可能なサインをユーザに提示している。つまり、ユーザに電子辞書を「手軽に持ち運べる」「文字を入力して使用」といった行動を誘導するシグニファイアが存在している。

対応付け・フィードバック

対応付けとして、文字キーや操作キーを押して文字入力すると、画面上の情報もそれに対応して表示される(例えば、和英翻訳の機能で「りんご」と入力すると画面には「Apple」と表示される)。また、この製品の「打ち込んだ情報がそのまま画面に表示される」という点は使用者にフィードバックを与えているとも考えられる。

概念モデル

私たちには、アルファベットやひらがながプリントされている平面を視覚に入れた時、「文字を入力するものである」という共通の認識(刷り込まれた概念?)が存在している。これは「概念モデル」として考えられる。概念モデルによって、文字入力する行為が自然に誘導されている。

意味的制約(文化的制約)

この製品は、私たちの日常生活でよく使用する「ノートパソコン」に類似した特徴や機能を備えている。文字キーや操作キーを押す、液晶画面の上面とキーボードの下面…など、「ノートパソコン」と似た機能を持っているので、ユーザは使用方法を無意識に理解することができる。つまり、外界にある知識として意味的制約が発生する。また、似た機能を持った製品が文化的に使用されている場合において、文化的制約も含まれていると考えられる(電子辞書がパソコン型であるため、自然と使用できるという文化的制約の解釈)。