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Good UI of the bottle
GoodUI generated by our habits
さらりとした梅酒
CHOYA梅酒会社が製作した瓶です。瓶だけではなく、紙パックのものもあります。下部にへこんでいる形となっています。一見バランスが悪いように見えますが、最下部は広がっており安定して立つようになっています。
文化的制約
どのペットボトルのふたを開ける際にも我々は反時計回りに回している。その習慣(文化)をもとにこの瓶のふたを開けるという行動を方向付けている。
シグニファイア
まず、下部にへこみがあるのは「ここを持て」というメッセージであると思います。他の瓶はへこみのないので、持ちにくく滑りやすいです。なので、下部にへこみがあることにより持ちやすく見えるようになります。それにより「ここを持て」というメッセージにつながると思います。 次に瓶のふたは開けることをアフォードしています。このふたには、矢印が表記されてある。これはこの矢印の方向に回すことで開けることができるということを伝えています。これは、先程文化的制約で話した習慣がまだ身についていない、つまり経験が浅くペットボトルのふたをスムーズに開けられない子供には、矢印を見ることで開けられるよう発見可能性を生みやすくしているのかもしれない。(子供はお酒を飲んではいけないので、この場合はペットボトルのふたを指す)この経験が積み重なって聞くことにより、文化的制約が生成されていくのかもしれない。
瓶のくぼみの有無の比較
今回お酒の瓶なので、お酒を飲んで酔っている状況を想定してみましょう。酔っていることによって自分の感覚、行動レベルが落ちる傾向にあります。くぼみがない場合に瓶をつかもうとするより、くぼみがある場合の方が親指の先と他の指先が近いためしっかりつかめています。