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How to avoid an error provided by Gamecube controller
A difference of importance by asymmetric arrangement
ゲームキューブコントローラ
これはゲームキューブのコントローラである。この製品は2000年に作られたものであり、古い製品であるが、現在のコントローラでは起こりうるエラーを回避できるデザインとなっている。 特に大きい緑のボタンがAであり、主に決定ボタンとして使われる。その右下にある赤い小さなボタンがBボタンであり、主にキャンセルボタンとして使われる。 現在使われているニンテンドースイッチのような配置は本体画面と一体化している関係上あまり大きなボタンを使うことが出来ないため対称的でコンパクトなデザインとなっているが、エラーを回避するという観点においてはこちらの方が理にかなっている。
シグニファイア
このコントローラのボタンは1つ1つにユーザーに対してシグニファイアを与えている。Aボタンという大きなボタンは最も使用される決定を行うボタンであり、一番指を置きやすい場所に配置されている。Bボタンはその次に使われているキャンセルを行うボタンである。大きさとしては小さいが、右手の親指は右下が一番動かしやすい方向であり、押しやすい配置になっている。 Cスティックや十字キーは使用頻度が少なく敢えて使いにくい配置にしてあり、X,Yボタンは似た機能を持つことが多く、区別する必要が少なく使用頻度も少ないため押しにくい配置になっている。
文化的制約
スティックが移動、Aが決定、Bがキャンセル、スタート/セレクトボタンが一時停止、その他がそれぞれのゲームに合わせた補助的なボタンで設計されることは文化的に同じ意味を持つ。ただし、それはあくまでこういったコントローラを触ったことがある人に向けた制約である。そうでない人に対する制約は、前述したシグニファイアが意味を与える。
他のコントローラとの違い
このコントローラがエラーを回避できる一番の要因として、このコントローラには似た配置のものがないという事が挙げられる。今使われているニンテンドースイッチ、プレイステーション4(以下PS4)、Xboxといったハードは全て同じ配置で設計されている。しかし、ニンテンドースイッチとXboxはABXY表記に対してPS4は〇×△□ボタンで表記されており、ニンテンドースイッチとXboxではAとBの位置が逆である。これはPS4の〇と×の意味が日本と欧米で逆の意味を持つことが原因である。このように、似た設計でありながら、ゲームや国によって意味が変わり、記述類似性スリップを起こすと考えられる。
しかし、ゲームキューブコントローラはABXYの意味が世界共通であり、配置でも意味付けが行われ、似た配置がないことから記述類似性スリップも回避することが出来る。