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Interface of light``:`` Penlight
Penlight keeping a good balance between function and operation
スフィアブレード -2020- No.【MRAG-2456】
ルイファン・ジャパンにより製造された、ライブ内で観客が使用するためのペンライト。 多色の光の点灯・消灯・色変更に加え、直前に使用していた色の記憶、次に点灯させる色の予約、色の点灯順の並び替えなどといった機能がある。
アフォーダンス
このペンライトには底部に表面が平らなものと、溝があるものの2つのボタンがあり、胴体部分にも1つボタンがある。すなわち、このペンライトには大きく2つのボタンのブロックがある。そのため、同じブロックにあるボタンは似たような働きをし、異なるブロックにあるボタンは違う働きをすることを、このブロック分けでアフォードしている。また、場所の違いや溝の有無によってボタンの押し間違いを防止する効果にもつながっている。
フィードバック/フィードフォワード
一般的に複数のライトの色を持つペンライトは、ボタンで1つずつ色を変更するのだが、このペンライトにはジャンプ機能という、今点けているライトの色を異なる色へと瞬時に変更できる機能がある。このジャンプ機能を使う時に、次に変更する予定の色を示すのが、持ち手の上部にある四角形の小さな窓(Changeと表記されている)だ。この小さな窓が光ることにより色を変更する前に、変えようとしている色が正しいかどうかを確認できる。この機能は、次に変更する色の操作した結果のフィードバック、色の変更を実際に実行する前に伝えてくれるフィードバックがあると考えられる。
機能症の防止
このペンライトの機能はジャンプ機能以外にも、色の記憶機能や、色の変更順を好きな順序にするなどといった機能が付いている。ペンライトの機能上必要なものだが、それに対して1つずつボタンを付けていれば、逆に複雑になり、機能症と陥ると考えられる。そこで単純な3つのボタンを、どれぐらいの長さで押すかという基準でこの機能を3つのボタンへと落とし込んでいる。一見、難しそうにも思えるが、ライトの点灯、消灯、色の変更などの主要な機能自体は簡単な操作に割り当てているため、最低限の機能は短期記憶により簡単に使えるようになる。操作方法も使いやすいようにデザインされている。