Leading light

Lights for smooth parking in a multi-storey car park

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アマノ株式会社 車室周辺機器 まねき灯

柱の間ごとに設置されており、柱の間で駐車できるスペースがあれば緑色にライトが光り、なければ赤色にライトが光るようになっている。主な利用者は、運転手である。利用者は、このまねき灯を用いることで、遠目からでも駐車できるスペースを探すことができる。

文化的な制約

このまねき灯の色は、立体駐車場入口にある「満車・空きあり」の表示のライトの色と一致しており、文化的な制約を利用して、このまねき灯が満車を示しているのか、空きありを示しているのかを理解させる。「満」や「空」の文字情報がなくても伝わる。

ロックアウト

このまねき灯の裏は、ほとんどの部分が黒く、一部だけ表のライトの色が見える構造になっている。この一部だけ表の色が見えていることが、まず見えているのがまねき灯の裏であり、裏を見ている利用者は緑・赤のサインの対象ではないことを示す。同時にその利用者の立ち位置は迎えられる方向ではなく、こちらから行くのは不適切であるということも示す。これらは論理的な制約によって示されている。利用者は運転手であるため、ある程度の認知能力はあり、論理的に考えることができるため、論理的な制約が使える。 まねき灯で空きスペースがあるかないか判断できることから、運転手は分岐点でまねき灯を見る。そこでまねき灯の裏が見えた場合、車両進入禁止標識を見なくとも、道に入る前にまねき灯の論理的な制約による「こちらから行くのは不適切である」というシグニファイアによって逆走を防ぐ。これは道に入る前に逆走を防ぐロックアウトである。