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Printer ink replacement
Illustration on the printer and Relationship with cartridge.
カラリオプリンター EP-710A(EPSON)
2017年に発売されたカラリオプリンターシリーズの1つ。エコタンク方式とカートリッジ方式の2つに分かれており、それぞれ違ったユーザー向けの特徴がある。写真にあるカートリッジ方式はインクコストが高いが、コンパクトサイズに基本性能が充実しているのが特徴である。今回はこのプリンターに記載されたイラストのUIについて紹介する。
ヒューマンエラーを防止する工夫と発見可能性の高さ
インク交換の手順を示したイラストがボディに直接記載されているという特徴がある。交換の際にフタを開けたときに、一番目につきやすい場所に記載されているため、発見可能性が非常に高い。また普段はスキャナー部分の隠れている側面に記載されているため、普段使いの外見には影響しないようなデザインになっている。このUIによってインク交換の手順が分からないときに、説明書を読み返したり探したりする手間もなく、もし説明書を無くしてもインク交換の手順が確認できるようになっている。またイラストのみの説明であるため、文字が無くても概念モデルを構築しやすいという点でも優れている。
カートリッジとの対応付け
インクカートリッジにはもちろん色があり、それを適切な位置にセットしなければ印刷は上手くいかない。このエラーを防ぐために、機械側にも適切なセット場所に対応した色を記載することで、セットするカートリッジとの対応付けを行っている。加えて機械側のインクをセットする部分には形に沿った物理的な制約があり、型番に対応したカートリッジを適切にセットすることができる。また液晶画面では、交換するべきインクが表示されているので、どのインクを取り換えるべきかを忘れても再確認できる。
適切な操作であるというフィードバック
イラストではインクが凹み部分にあるが、普段はインクが右端に寄っていて手動では動かすこともできず、カートリッジも取り出せないようになっている。機械側での操作を行うとカートリッジが凹み部分まで移動してイラストと同じ状態になることで、適切な操作ができているというフィードバックを得られる。