Self checkout’s Good UI

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ユニクロのセルフレジ

これはユニクロに置かれているセルフレジである。この自動レジでは商品の確認から購入までを全てセルフで行うことが出来る。商品の確認の仕組みは、商品のタグの中にチップがあり、それを判別している。商品購入の流れとしては買い物カゴを指定の位置に置き、自動レジが商品の種類や個数を確認し、客が支払いを済ませ、会計が終わった後は別の場所で商品を詰め、店を出るというものだ。ちなみに購入の流れはすべてタブレットを通して行う。使い慣れてない人は迷うかもしれないが店内のポスターにも買い物の流れが記されており、初めての人でも迷わず使える設計である。

シグニファイア

まずこのセルフレジがUIとして優れている点はシグニファイアである。まず客は会計をする際セルフレジの前までいくと思うのだが、そうするとまず目に入るのが「おく→支払う→つめる」と買い物の流れが表されている表記である。このようにサインが示されていることで客は何をすればいいかが一目でわかる。最初に買い物かごを置けばいいことが分かり、買い物かごを置く部分には「全ての商品・カゴをおいてください」と書いてあり、かごを置く場所が分かる。また大画面のタブレットで表示を行っているため、ここを操作すればいいことが客に伝わる。このように世の中にあまりないシステムなため、シグニファイアをしっかりと用意することで人々が迷わず製品を使うことが出来る。

物理的な制約

次にUIとして優れている点は物理的な制約を持つことである。上記でも紹介したが、買い物の流れとして買い物かごを置く工程がある。買い物かごを置くところは、かごのサイズぴったりに設計されていて誰でも同じ方向にかごを置くことができ、商品を認識することが出来る。これは商品が読み取られないというエラーを防止している。もし、かごを置く場所が広かった場合10人の人間がいたら10通りの置き方があるだろう。しかしかごを置く場所に物理的な制約を持たせることで10人が同じ方向、同じ位置にかごを置くことが出来る。こうすることでエラーを防いでいると考えられる。

フィードバック

最後にUIとして優れている点はフィードバックである。レジのタブレット画面に認識した商品が即座にリストアップされ、商品の認識を確認することができる。他の店などでは普及していない技術であり、不安になるかもしれないが強力なフィードバックがあることできちんと製品が動いていることがわかり、不安も解消できるだろう。商品の売買ミスがあってはいけないセルフレジではフィードバックが使いやすさに直結すると思うので、UIとして優れていることが分かる。

感染症対策

これは今の時代にいえることであり、人との関わりが少ないセルフレジは感染症対策としても有力であると考えられる。