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The Fan is simple and easy to use
A You can use it just with your feeling.
The GreenFan
この製品の機能は多岐にわたるが、基本的な使い方は従来の扇風機と同じであるため、だれでも迷わずに使うことが出来る。操作するボタンは4種類あり、従来の扇風機のように台座にボタンがあるわけではなく、扇風機のモーター部分に取り付けられている。この部分に取り付けられていることで、扇風機の羽の前にしゃがむ必要はなく、立ったまま安全に操作を行うことが出来る。ボタンの機能としては電源のON・OFF、風量調節、首振り、タイマーが付いている。風量は4段階あり、超微風からサーキュレーターとしても扱うことが出来る。超微風モードでは遮音性がとても高く、睡眠の際に邪魔になることはない。サーキュレーターモードではエアコンと併用することで部屋全体の冷気の循環も可能である。タイマー機能は1~4時間の設定が可能である。また首振りは縦の可動域がかなり広く、自分の思い通りに首振りの角度を調整することが可能である。
シグニファイア
この製品のUIとしてまず優れている点はシグニファイアである。ボタンそれぞれには機能を表すアイコンが割り振られており、どのボタンを押せばどの機能が働くか一目でわかるようになっている。またボタンは1つの場所にまとめられており使用者はいろいろな場所を操作する必要がない。
概念モデル
次にUIとして優れている点は概念モデルである。概念モデルとはモノがどう動くかの説明であり、この扇風機がシンプルで使いやすい理由の一番重要なものである。この製品のどこの概念モデルが優れているかというと、それはボタンの機能説明である。シグニファイアでも紹介したがこの扇風機のボタンには機能を表すイコンが割り振られており、どのボタンを押せばどの機能が働くか一目でわかるようになっている。まず電源のON・OFFボタンである。これはパソコンや電化製品などによくついている0と1をモチーフにしたデザインで、一般的にこのボタンを押せば電源の操作ができるということが分かるようになっている。次に風量調節ボタンである。これは羽のマークが書かれており、羽に関係する機能は風量なのでこのボタンを押せば風量調節ができると分かる。次に首振りボタンである。これは首振りの可動域を表すように矢印が書かれていて、動きを表している。扇風機で動く機能は首振りなので首振りボタンということが分かる。最後にタイマー機能である。これは時計のマークが書かれており、これも従来の電化製品にはよくあるマークでタイマー機能を表していることがすぐにわかると思う。このように1つ1つの概念モデルが上手く使われており、機能が感覚的に分かり、シンプルな設計を可能にしている。
フィードバック
最後にフィードバックである。シンプルが故にきちんと機能しているかが不安な製品だがここに強力なフィードバックが加わることで不安解消、また使いやすさを向上させている。それぞれのボタンには押したときに音が鳴る仕組みになっており、ボタンを押した際に機能がきちんと作動していることを知らせてくれる。また風量調節機能とタイマー機能には視覚的なフィードバックも用意されており、台座にある4×2個のランプが光るようになっている。例えば風量3だと下段のライトが3つ点灯、タイマー2時間だと上段のライトが2つ点灯する。ここでタイマーと風量どちらがどっちのライトなのか迷うかもしれないが、タイマーのライトは点滅するためどちらがどちらのライトか迷うこともなく視覚的に判断できる。このように強いフィードバックを持つことで操作の不安解消、また使いやすさの向上につなげている。