Wireless earphone case

Charging part of the earphone body

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Soundcore Life A2 NC

このワイヤレスイヤホンのケースについてのUIを紹介する。これは手のひらサイズのコンパクトなもので、また蓋がついているためイヤホン本体が落ちにくくなっている。また、ケースの開閉がしやすいように指をひっかけられる隙間があり片手でも開けやすくなっている。全体的には丸みを帯びたデザインとなっており、手で持った時にフィット感が心地よい。

アフォーダンス

まず、充電ケースが閉じているときは側面に隙間がありそこから上下に分かれていることからケースを開くことをアフォードする。 そして、充電ケースを開くとくぼみがあるためイヤホン本体をその部分に入れることをアフォードする。利用者はくぼみが二つあることから両耳どちらのイヤホンも入れることが可能であることが分かる。

シグニファイア

ケース内のイヤホン本体を入れるためのくぼみは片方ずつがぴったりはまる形になっている。そのため、どの向き・角度で入れると正しく充電されるのかが分かりやすくなっている。また、どっちのくぼみに右耳用と左耳用のどっちのイヤホンを入れるべきなのかが視覚的に分かる。 また、イヤホン本体とケースのイヤホン本体を入れるくぼみ部分には“L”と“R”の表記がある。表記されている文字は少し小さめだが、正しい方のイヤホンを入れることを視覚的に誘導している。 そして、この充電ケースは黒を基調としたデザインであるが三つの充電端子だけ目立つ金色になっている。またイヤホン本体に付いている三つの充電端子も金色であるため、充電端子同士を合わせることを誘導している。 イヤホンは年齢に関わらず使用されるものであるためこれらのシグニファイアにより、誰でも簡単に使用しやすいようになっていると考えた。

物理的制約

イヤホンケース内のくぼみはイヤホンと同じ形をしている。そのため正しい方のイヤホンを入れるとはまり、逆に違う方のイヤホンを入れてしまうとはまらず充電されないようになっている。これにより感覚的にイヤホンをしまうことを可能にしている。

対応づけ

充電ケースを開いて隙間部分を正面にしたときイヤホン本体を入れるための二つのくぼみは横並びになっている。これは耳のある場所とくぼみの位置が対応関係にあると言える。右耳用のイヤホンは右側のくぼみに、左耳用のイヤホンは左側のくぼみにはまるようになっている。そのためイヤホンを外して充電ケースへ収納するとき、イヤホンを充電ケースから取り出して装着するときは直感的にこれらを行うことが出来る。