Digital scale

A simple Good UI around us

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デジタルはかり

この電子はかりは、料理に使う材料を計量することができる。材料を計量するときは、まず「入/切」ボタンを押す。すると、すべてが点灯するので、0が表示されるまで、少し待つ。0が表示されたら、丸いくぼみに計量したいものを置くことで、重さをはかることができる。また、0に戻したいときには「0表示」ボタンを押せばよい。このUIは、料理をする人のためにデザインされたもので、シンプルで計量するための最低限の機能だけが備わっている。ボタンには機能が短い文字が書かれており、押すとどう動くのかが分かりやすい。また画面の下には、計量範囲と表示単位が書かれているため、説明書を必要としない。

シグニファイア

丸いくぼみは、ユーザがその上にモノを置くことをシグニファイしている。丸いくぼみがあることで、ユーザはそこにモノを置くということが直感的に分かる。

制約

丸いくぼみは、モノを置くという物理的制約であり、皿にみたてることで端(くぼみの外側)にはモノを置かないようにするという意味的制約でもある。くぼみの内側にモノを置かせることで、重さがはかり以外のものへ分散したりするなどのエラーを防止し、適切な測定ができるようにしている。 また、くぼみの淵はずれを防止する物理的制約をもつため、モノが落ちるというエラーも防止している。

外界の知識

ボタンには機能を端的に表す文字が、画面の下には計量範囲と表示単位が書かれている。外界の知識を利用することにより、ユーザは学習や説明書がなくても、簡単に使用することができる。

機能症

本製品は、はかり本来の目的である計量に必要な機能だけを持ち、機能症を抑えたシンプルなデザインである。最低限必要な機能だけしかないため混乱が少なくなり、エラーを防止することができる。 また、操作が単純であると、操作中の割込みは少なくなり、途中でゴールを見失わなくなるため、ミステークの防止にもつながる。