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Hiding in the Elevator
Open? or Close?
ソニーパークのエレベーターボタン
銀座ソニーパークにあるエレベーターボタンである。 銀座ソニーパークは、2018年にできた「銀座の庭」として開かれた公共スペースを再解釈、銀座に魅力ある空間を作り出している施設である。 2025年には、その公共性の概念を継承し、街や人にリズムをもたらす新しい概念の最終形を竣工予定である。
MentalModel
一般的なエレベーターのボタンデザインとして、漢字のボタン、記号のボタンが挙げられる。しかし、これらのボタンにはそれぞれ問題があると考える。まず、漢字の「開閉」ボタンについては、どちらも同じ門構えのため、急いでいる時などには押し間違えてしまうことがある。また、一般的な記号のボタンについても、私のメンタルモデルではマガ役の意味で捉えてしまうため、エラーが生じやすい。 ソニーパークの開閉ボタンは画像のようになっており、開ボタンにはすき間があることで空間が表現され、反対に閉ボタンにはすきまがないため対比による効果により、認識しやすくなっていると考える。
Signifier
開く時にはすき間ができ、閉まるときにはすき間が無くなるという物理の法則をシグニファイアとしてデザインに落とし込んでいる。そのため、多くの人に認知しやすいボタンデザインとなっている。