iPhone Alarm

It makes you unable to go back to sleep.

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iPhoneのアラーム

iPhoneには初期状態から時計アプリがあり、スヌーズ機能付きのアラームを使うことが出来る。写真はアラームが鳴った時に表示される画面で、黄色のアイコンはスヌーズ、灰色のアイコンが停止である。一番目立つ黄色のアイコンが停止ではなくスヌーズであるため、二度寝防止につながる。

シグニファイア

黄色いアイコンは、音を消すためにどこをタッチすれば良いかを示すシグニファイアである。これにより停止アイコンなどの他のアフォーダンスが見つけにくくなっており、スヌーズを見つけやすくなっている。

制約

黄色は注意を連想させるという文化的制約があるため、スヌーズのアイコンに黄色が用いられている。また、「目覚まし時計の音を止めるボタンは一つである。」という意味的制約がある。これらの制約により、あえてこれ以外のアフォーダンスを見つけにくくし、二度寝を防いでいる。

ロックイン

アイコンを押した10分後に再度音を鳴らすスヌーズ機能というロックインにより、望ましい振舞いを強制され、起床して下部にある停止アイコンをタップするまでループから抜け出せなくなる。 その結果「寝たまま音を止めてしまう」というエラーを防止することが出来る。

三つの処理レベル

人間は本能レベルでうるさい環境を嫌うため、目覚まし音がなったとき、音を止めようとする。そして、止めるというゴールを達成するにあたって、行動レベルで処理される。行動レベルでは完全に音を消すために黄色のアイコンを押すが、フィードバックは「10分後に再び鳴る」であるため、期待通りにはならない。 その後目を覚ましたとき、内省レベルで下部の目覚ましを止める停止アイコンに気づくことが出来る。 この期待通りにならないことが二度寝や寝坊というエラーを防ぐことに繋がる。